レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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ホルヘ・カルデロン/シティ・ミュージック

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ホルヘ・カルデロンのことはライ・クーダーのアルバムでその名前をしばしば見かけたような気がする、としか知らない。wikiで調べたら、なんとバッキンガム・ニックス(後にフリートウッド・マックに参加する二人のグループ)のオリジナル・メンバーとして1972年にデビューし、その後はウォーレン・ジヴォンをサポートするほかセッション・ギタリストとして活躍したプエルトリカンだそうだ。これは1975年に発表されたソロ・アルバムで、プロデュースはラス・タイトルマンで、ワディ・ワクテル(g)ウィリー・ウィークス(b)ジェイムス・ギャドソン(ds)らがバックアップ。冒頭のタイトル曲は都会的なまさに「シティ・ミュージック」。前半の6曲はフィフス・アベニュー・バンドが好きな人なら気に入るであろうプリAORと言える内容。(2)はカーティス・メイフィールド風、(6)「キッス・アンド・ラン」は後にフリートウッド・マックがカバーした。後半4曲は「シティ」感が薄れて、ややまとまりに欠ける。カルデロンは2018年になんと43年ぶりとなるセカンドアルバムを出したそうだ。★★★★
2023.8.5 浦和ユニオン 国内中古 680円

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ラインストーンズ/同

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1975年作で、AOR前夜のブルーアイドソウル良盤という評価をどこかで見た気がするので買ってみた。しかし音楽の路線は固まっておらず、AOR的なのは(1)(3)(6)(10)の4曲のみ。ネッド・ドヒニー作(4)「Get It Up For Love」はファンキー仕立てでドヒニー本人のバージョンとは比べるまでもない。(5)はソウルグループがやりそうなファンク。スト−ンズ〜フェイセズ的なロックの(7)とジャズブルースの(8)に至っては路線の定まらなさにゲンナリしてしまう。別バージョンがボートラ収録された(3)「Party Music」もAOR的ではあるが甘すぎる。★★☆
2023.4.22 下北沢ユニオン 中古紙ジャケ 1,120円

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V.A. / ライト・メロウ・ハワイ・ミーツ・アロハ・ガット・ソウル

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金澤寿和氏が監修する『ライト・メロウ』シリーズがコンテンポラリー・ハワイアンを紹介するハワイのレーベル、アロハ・ガット・ソウルから楽曲ライセンスを受けて制作した19曲入り編集盤。収録されているのは1979年から85年の曲で、最後の曲のみ2018年の現在進行形の曲。オープニングは日系グループ、グリーンウッドが山下達郎の「スパークル」を英詞カヴァーしたものでツカミはバッチリ(もちろん出来栄えはオリジナルに到底及ばないが)。テンダー・リーフによる(2)「カントリー・ビューティー」はワタシが思うにハワイ・メロウの最高傑作で、ハワイでこの曲を聴きながらドライブしたらさぞかし気持ちよかろうというもの。スティーヴ&テレサの(6)「キャッチング・ア・ウェイヴ」は清涼感あふれるボサノヴァ。ハワイを代表する歌姫ノヘラニ・シプリアーノの(10)「ギヴ・ラヴ・ア・トライ」は豪華でキラキラしたサウンドで、80年代感あふれる都会的なアッパーな曲。一方マギー・ヘロン、ノヴァといった人たちのディスコ系はワタシ的にはパス。2016年にリリースされた『ALOHA GOT SOUL - Soul, AOR & Disco in Hawai 1979-1985』とは5曲ダブるものの、なかなかの好編集盤。ただジャケのデザインがショボイのが難点。★★★☆
2022.11.3 ペット・サウンズ 国内新品 1,210円

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ドクター・ジョン/シティ・ライツ

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A&Mホライズン・レコードへの移籍第一弾で1978年リリース。トミー・リピューマがプロデュースでバックはヒュー・マクラッケン(g)ディヴィッド・サンボーン(sax)ウィル・リー(b)リチャード・ティー(key)スティーヴ・ガッド(ds)など。つまりここでは洗練されたサウンドに乗ったドクター・ジョンが聴ける。(1)こそマッタリした典型的なニューオーリンズ・ビートだが、ティー&ガッドが繰り出すまるでスタッフのようなニューヨークサウンドの(2)(3)が最も気に入った。バラードの(4)ではオブリガードを入れるサンボーンの泣き節が絶品。(5)はバジー・フェイトンが参加しギター・ソロも弾くがイマイチ。(6)「ファイア・オブ・ラヴ」はとてもポップな曲。最後の表題曲は盛大なストリングスが入ったジャズ・ブルース。オススメ盤。★★★★
2022.7.17 アマゾン 国内新品 871円 21%引き

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Steely Dan / Northeast Corridor: Steely Dan Live!

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ウォルター・ベッカー亡き後のスティーリー・ダンのライブ。いつのライブなのか記載が無いが、2018年の録音らしい、気になるバックメンバーはジェフ・ハリントン(g)コナー・ケネディ(g)ジム・ビアード(key)フレディ・ワシントン(b)キース・カーロック(ds)にホーンズとコーラス。全12曲は有名曲がずらりと並び、Aja〜Peg〜Bodisattva〜Reelin' In The Yearsと続く終盤が特に盛り上がる。バックの演奏はもちろん上手で、オリジナルバージョンでのカールトンのソロやガッドのソロを大筋で押さえながら、自分のフレージングを絡めているところが流石だ。しかしドナルド・フェイゲンのボーカルの衰えが激しく、絞り出すような歌声は最初フェイゲンだとは思えなかったほど。フェイゲンの名盤『ナイトフライ』を再現したライブCDも同時発売されたが、このボーカルだったら買う必要は無いな。★★★★
2022.4.2 アマゾン 輸入新品 1,031円

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クリス・クリスチャン/same

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コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック界の大物が1981年にボードウォークレーベルからリリースした唯一(?)の世俗アルバムで、中田利樹氏が設立したCOOL Soundがその第一弾として1998年に世界初CD化。バックはマイケル・ランドウ(g)ポール・ジャクソンJr(g)グレッグ・マシソン(key)カルロス・ヴェガ(ds)といった一流どころに加えて(1)「Don't Give Up On Us」ではクリストファー・クロスがリード・ギターを弾いている。(2)「I Want You, I Need You」はアダルト・コンテンポラリー・チャート8位、全米37位のヒット。マーヴィン・ゲイとタミー・テレルのデュエットで有名な(5)「Ain't Nothing Like The Real Thing」のカバーではエイミー・ホランドを相方にデュエット(ACチャート21位)。唯一リズミックな曲(6)「Make It Last」ではランドウのギターが大きくフィーチャーされる。(8)(9)あたりはAOR様式美の王道。ボートラの5曲も充実で、特に(12)でのダン・ハフと思われるギター、(14)でのコーラスワークに魅かれる。現在は廃盤のため入手困難なCDだが(安く見つけられて超ラッキー!)、メロディーライン、アレンジ、演奏、どれも文句無しの屈指のAORアルバム。★★★★★
2022.3.21 渋谷ユニオン 国内中古 1,200円

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ロバート・ジョン/サッド・アイズ

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1979年10月のNo.1ヒット(7)「サッド・アイズ」が好きだったので購入したCD。AORの再発シリーズの内の1枚として発売されたものだが、あまりAORという感じではない。というのも全ての曲がファルセットで歌われ、いくつかの曲はディスコ寄りで、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったビージーズ路線を狙ったことは明らか。オープニング曲なぞはビージーズと区別がつかない。とはいえ、そこそこ良い楽曲が揃っており、名バラードの(7)に次ぐのは(3)「ロンリー・アイズ」で、ドラマチックなアレンジで盛り上がる胸キュン曲。(4)「ホールド・ユー・アゲイン」は物憂いメロウ曲で、このアルバムの中では最もAOR的な曲。(9)「オンリー・タイム」は良いバラードなのだが、イントロも曲調もビージーズの「How Deep Is Your Love」を下敷きにしていることがミエミエ。(2)と(8)のディスコ・ナンバーはいただけない。★★★☆
2022.2.20 HMV 国内新品 912円 17%引き

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スティーリー・ダン/キャント・バイ・ア・スリル、うそつきケイティ

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『キャント・バイ・ア・スリル』は1972年のデビュー作。(1)「ドゥ・イット・アゲイン」が全米チャート6位、(6)「リーリング・イン・ジ・イヤーズ」が同11位、と2曲のシングル・ヒットが生まれている。この時のメンバーにはジェフ・バクスターを始めとしてギタリストが3人もいるのに、(6)ではエリオット・ランドールを迎えて、彼の暴れまくるギターが最高だ。最後の3曲はスチールギターが入ったりして素直なウェストコーストロック風だが、これがまたイイ。この時点ではまだバンド色が強い。
『うそつきケイティ』は75年の4作目。バンドはフェイゲンとベッカーのユニットとなり、曲ごとにスタジオミュージシャンを起用している(ギタリストだけでもカールトン、リック・デリンジャーなど7人)。しかし裏ジャケにはプロデューサーとエンジニアに加えて、デニー・ダイアス(g)ジェフ・ポーカロ(ds)マイク・マクドナルド(cho)の写真が掲載されているから、この3人はメンバー的な位置づけだったのだろう。シングルカットされた(1)「ブラック・フライデイ」はチャート37位とふるわなかったが、ドライブするロックギターが痛快なシャッフルナンバー。ベストは(5)「ドクター・ウー」でアルバム・タイトルはこの曲の歌詞の一節から取られている。ほぼ全曲でドラムを叩くポーカロはこの時まだ20歳だが、一聴してすぐに彼だと分かるプレイをしているのがサスガだ。
『キャント〜』★★★★★ 2022.2.26 高田馬場ユニオン 中古紙ジャケ 1,100円
『うそつき〜』★★★★☆ 2022.1.15 大阪ユニオン 中古紙ジャケ 1,300円

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スタイラス/ベスト・ケプト・シークレット

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オーストラリアのブルーアイド・ソウル〜ライト・ファンク系AORバンドが78年にリリースした3作目。スタイラスは次作の『パート・オブ・イット・オール』が代表作とされるが、本作も負けていない。(2)「Bush Walkin'」は自然と体が横揺れするポップなミディアム。(4)「Sweetness」はリズムギターやクラビネットが気持ち良いライト・ファンク。(7)「Got To Be」はサビが甘酸っぱい青春バラードだが、ボーカルがコブシをきかせすぎるのが残念。(8)「Kissin'」は泥臭い出だしでイマイチな曲だなあと思っていると、サビでいきなり哀愁のスウィートダンサーに転じて驚く。ラストの(10)「Hangin'」はファルセット・リードがアヴェレージ・ホワイト・バンドを髣髴させるやるせないバラードで、最後に波の音がかぶさって終わる。ジャケはさえないが曲、コーラス、演奏ともに優れた隠れたAOR名盤だ。そんなスタイラスが中田利樹氏のAORディスクガイドで採り上げられていないのは解せない。★★★★☆
2021.9.20 横浜西口ユニオン 未開封中古 940円 67%引き

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エイミー・ホランド/オン・ユア・エブリ・ワード

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1983年発表のエイミー・ホーランドのセカンド・アルバム。プロデューサーはマイケル・マクドナルドで本作のリリース直後に結婚している。ミュージシャンは超豪華で、スティーヴ・ルカサー、ロベン・フォード、ジョン・マクフィー(g)ジェフ・ポーカロ、マイク・ベアード(ds)ネイザン・イースト、ルイス・ジョンソン(b)トム・スコット(sax)など。マクドナルドは4曲を提供したうえ、keyにコーラスと奥様のために大活躍だが、残念ながら印象的な曲は無い。それに何と言っても主役のボーカルが声量も魅力も無い。繰り返し聴いたが、良い所を見つけられなかったアルバム。★☆
2021.3.18 渋谷ユニオン 国内新品 950円 14%引き

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