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ホルヘ・カルデロンのことはライ・クーダーのアルバムでその名前をしばしば見かけたような気がする、としか知らない。wikiで調べたら、なんとバッキンガム・ニックス(後にフリートウッド・マックに参加する二人のグループ)のオリジナル・メンバーとして1972年にデビューし、その後はウォーレン・ジヴォンをサポートするほかセッション・ギタリストとして活躍したプエルトリカンだそうだ。これは1975年に発表されたソロ・アルバムで、プロデュースはラス・タイトルマンで、ワディ・ワクテル(g)ウィリー・ウィークス(b)ジェイムス・ギャドソン(ds)らがバックアップ。冒頭のタイトル曲は都会的なまさに「シティ・ミュージック」。前半の6曲はフィフス・アベニュー・バンドが好きな人なら気に入るであろうプリAORと言える内容。(2)はカーティス・メイフィールド風、(6)「キッス・アンド・ラン」は後にフリートウッド・マックがカバーした。後半4曲は「シティ」感が薄れて、ややまとまりに欠ける。カルデロンは2018年になんと43年ぶりとなるセカンドアルバムを出したそうだ。★★★★
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