レコダイ令和5年!

ロック、フュージョン、ソウル、ブルースを中心としたたCD&レコの購入記録=レコード・ダイアリー、略して「レコダイ」です
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堀井勝美プロジェクト/Hot Is Cool +1

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堀井勝美(key, arr)によるインスト〜フュージョン・プロジェクトの1stアルバム。難波弘之(key)鳴瀬喜博(b)是方博邦(g)土岐英史(sax)等が参加。曲はポップでメロディアスで良いのだが、ポップ過ぎてフュージョンというよりもテレビのBGMにしか聞こえないのがザンネン。ドラムは全て(打ち込みと言うよりも)ドラムマシンで、レココレの評にはそのことは全く気にならないと書いてあったが、古臭いパターンと音色でめちゃ気になるぢゃないか!この評を書いた人はよほどドラムの音には無頓着なんだろう。ベースのナルチョは現在のカシオペアでは8弦ベースをすぐタッピングしたり、ヂャラヂャラ掻き鳴らしたりするので好きじゃないけど、このアルバムを聴くとさすがにベースが上手いんだなあと認識した。堀井のアルバムは10枚くらいあるが、ジャケは全て鈴木英人によるイラストで爽やか〜。★★
2023.12.12 タワーオンライン 国内新品 2,030円 20%引き
 

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Spyro Gyra / Alternating Currents

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言うまでもなく完全なジャケ買い。これはスパイロ・ジャイラの1985年作で、ジャケは日本盤独自のもので邦題は「ココナッツ・ブリ−ズ」。原題は電気の直流・交流の「交流」の意味だから全然関係無い。内容的にはピースフルなフュージョンで、特に(5)「PG」(6)「ハートビート」(7)「マルディグラ」の3連発はポップで心地良い佳曲。しかしジャケ写真から、夏の海辺でのドライブで聴きたいようなサウンドを期待したのだが、そこまでの突き抜けた爽快感は得られなかった。本作からメンバーとなったフリオ・フェルナンデスのギターがなんだか日本人のフュージョン・ギタリストが弾きそうなフレージングで親しみやすかった。全米ジャズチャート3位とあいかわらずの好成績を残したアルバムだけど、ワタシとしてはもうちょっとパンチが欲しかった。★★★☆
2023.12.29 お茶の水ユニオン 輸入中古 551円

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トッド・ラングレン/トッドのモダン・ポップ黄金狂時代

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1983年作。(1)「ハイダウェイ」はトッドらしいメロディーが美しい本アルバムのベスト曲。(2)「インフルエンザ」は印象的なマイナーメロディーの曲。(3)「ドント・ハート・ユアセルフ」はボーカルがダリル・ホールみたいなバラード。(4)「ゼア・ゴーズ・ユア・ベイビー」はコード進行もコーラスもワタシには不協和音ギリギリに聴こえて気持ち悪い。ガッツのあるロックナンバー(5)「ブリキの太鼓」はスモール・フェイセズのカバー。トッドはたいていアルバムに1曲はおふざけの曲を入れないと気が済まないようで、(6)「高速道路の皇帝」がそれに該当。(7)「一日中ドラムを叩け」はスカビートのパーティーチューン。(8)「ドライヴ」はアリーナ・ロック的なドラマチックな6分弱の曲。(9)「チャント」はテクノポップ。このアルバムは(1)「ハイダウェイ」に尽きる。★★★☆
2023.11.19 お茶の水ユニオン 未開封中古紙ジャケ 1,035円 59%引き

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青木智仁/DOUBLE FACE

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角松敏生バンドのペーシストの1989年初ソロ。HMVのWEBサイトに載っている紹介文は、普通は内容を持ち上げるものなのだけれど、このアルバムについては「憧れの人々の面影を追う器用貧乏(?)な熱演集」と珍しく皮肉を込めた書きぶりになっている。実際、内容は、ウェザー・リポート風、タワー・オブ・パワー風のバラード、日野皓正を迎えてのフリー・ジャズ、角松が歌う鈴木茂の「砂の女」、本人ボーカルのビートルズ、と幅広い音楽性をアピールしたかったのだろうが、選曲に幅が有り過ぎというよりもう滅茶苦茶。ベースプレイはマーカス・ミラー風だったり、ジャコ・パストリアス風だったりですごく上手なことは分かるのだが、マーカス風のベースはトレブルがひどく強調されていてトゲトゲしくて聴いていて辛い。ベスト曲は(5)「LINDA」で、同時期に出た角松のアルバム『Sea Is A Lady』に収録されていそうな、夏&ビーチ&美女な曲。青木は2006年、49歳の誕生日に急性心不全のため亡くなった。合掌。★
2023.12.16 高田馬場ユニオン 国内中古 1,300円

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ブルーノ・マーズ、アンダーソン・パーク&シルク・ソニック/アン・イヴニング・ウィズ・シルク・ソニック

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現在進行形の音楽を全く聴かないワタシにとっては、ブルーノ・マーズといっても何やら日本でもすごく人気のあるR&Bシンガーらしい、というくらいしか知らないが、レコ屋でこのアルバムがかかっているのを聴いた時は、いったい誰だコレは〜?と大コーフンした。相方のアンダーソン・パークなる御仁も全く知らないが、内容は70年代前半のスウィート・ソウルそのもの。シルク・ソニックはパーマネントなコンビではなくワンショット企画的なものだそうで、アルバムはトータル31分しかないため国内盤CDの定価も2,200円と安め。全9曲のうち7曲を占めるスウィート・バラードは往年のそれそのものだが、そこはさすがに現代のスーパースター、古臭さを全く感じさせないサウンドに仕上がっている。中でも(6)「プット・オン・ア・スマイル」が〜、と書こうと思ったが、どの曲も甲乙つけがたいほどイイ!、残る2曲のファンクはラップが入っていても手触りはレア・グルーヴ的で、当時のスウィート・グループのアルバムにもこういう曲は必ず入っていたものだ。スウィート・ソウル絶頂期からほぼ半世紀を経た2021年に制作された、スウィート・ファンにとっては奇跡のようなアルバム。★★★★★
2023.9.29 タワーオンライン 国内新品 1,760円 20%引き

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John Abercrombie / Night, Getting There

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『Night』はジョン・アバークロンビー(g)ヤン・ハマー(key)ジャック・デジョネット(ds)マイケル・ブレッカー(ts)による84年録音。アマゾンに、ブレッカーが吹きまくっていると書いてあり高評価だったので買ってみた。ワタシの印象はアマゾンのコメントとは違って、4人のプレイヤーががっぷりと組み合うという感じではなく、あくまで主役はアバークロンビー(当然だが)で、弾きまくっている。ブレッカーは浮遊感のある曲調のためかフリーな感じで吹いていてなんだか難しくてワタシはあまり好きじゃない。ハマーは端正なプレイに終始しており、ジェフ・ベックと共演した時のような感じは無い。デジョネットは意外なほど精彩に欠けて彼らしくない。★★☆
『Getting There』は同様にブレッカーを迎えているが、バックはマーク・ジョンソン(b)ピーター・アースキン(ds)による87年録音。このアルバムでアバークロンビーは通常のギターに加えてギター・シンセをプレイしているが、ワタシはそのノッペリとした音色が好きになれない(メセニーのギター・シンセの音色よりはマシだが)。特に(3)のフリー・インプロヴィゼイションみたいなのはキツイ。ブレッカーは3曲のみのゲスト参加だが、『Night』よりもこっちのプレイの方がずっとイイ。特にバラードの(4)「Remember Hymn」は絶品だ。★★★☆
『Night』2024.1.7 HMV 輸入新品 1,320円、『Getting There』2023.9.24 新宿ユニオン 輸入未開封中古 980円

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野口五郎/ファースト・テイク

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野口五郎はフュージョン音楽好きでギターがめちゃ上手いとは知っていたが、こんなギター・インスト・アルバムまで出していたとは知らなんだ。で、五郎のギタ−プレイはラリー・カールトンにそっくり。歌謡曲歌手が趣味で弾いたギターというレベルでは全然無く、トップレベルのスタジオ・ミュージシャンに比肩すると言っても良いだろう。バックも渡嘉敷祐一(ds)岡沢章(b)矢島賢(g)富樫春生(key)浜口茂外也(per)と一流どころ。(1)「MOUNTAIN SONG」は五郎のアイドルであるカールトンの提供曲で、曲調もギターもカールトンそのものだが、曲自体の魅力はイマイチ。このCDのベストの瞬間は五郎作の(3)「CHICO」におけるギターソロで、ソロの入り方も音色もシビレル!デヴィッド・スピノザが提供した(6)「SOLO」はガット・ギターの演奏で唯一ストリングスも入り、アール・クルー的な曲。鈴木茂による(7)「KETCHUP AND MUSTARD」が本アバムのベスト曲で本人もバックで参加。曲ごとに五郎が使ったギターが明記されており、メインに使っているのはイバニースのAM205。ストラトも使っているがその英語表記が間違っているのが悲しい。素晴らしいフュージョンアルバムであるこの82年作は初CD化でタワーレコード限定発売。★★★★
2023.9.29 タワーオンライン 国内新品 1,936円 20%引き
 

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鈴木茂/バンドワゴン

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74年11月、鈴木が単身サン・フランシスコとロス・アンジェルスに乗り込んでた録音した名盤として名高い本作だが、ワタシはこのジャケ写真の感じが好きになれなくて、今まで聴いたことが無かった。バックはダグ・ローチ(b,サンタナ)、デヴィッド・ガリバルディ(ds,タワー・オブ・パワー)、グレッグ・エリコ(ds,スライ&ザ・ファミリー・ストーン)、ドン・グルーシン(key)と超一流どころに加えて、リトル・フィートのリズム・セクションが全員参加。フィートは4作目『Feats Don't Fail Me Now』をリリースした直後で絶好調の時。ギターはスライドもリズム・ギターもまるでフィートだが、フィートの二人のギタリストは参加しておらず全て鈴木一人でプレイしている。全曲鈴木のオリジナルで作詞は松本隆(10曲中2曲はインスト)。たぶん一番有名な曲はオープニングの「砂の女」だろうが、なんとも変わったメロディー展開の曲で、ワタシとしてはファンキーな(3)「微熱少年」がイチオシ。それとラストの「銀河ラプソディー」の切なさが最高。しかし曲によってはまるでリトル・フィートそのものなこのアルバムを名盤と言って良いものか?という気もしたが、メロディー・ラインはフィートとは全然違う独自のもの(というかかなり変わっていると思う)だし、74年にアメリカ人を向こうに回してこれだけのクォリティのロックアルバムを作ったというのはスゴイとしか言いようがなく、やはり『名盤』だ。★★★★★
2023.9.17 関内ユニオン 中古紙ジャケ 1,200円

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パット・メセニー・グループ/想い出のサン・ロレンツォ

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盟友ライル・メイズ(key)を迎えて、マーク・イーガン(b)ダン・ゴットリーブ(ds)と共にパット・メセニー・グループとしての最初のアルバム。1978年録音。名盤として名高いから特にコメントするまでもないが、この時メセニーとメイズは弱冠22歳だというから、才能のある人は若いうちからスゴイものだ。ワタシはこのアルバムを初めて聴いた時はメセニーの深〜いリバーブがかかったギターの音色に、なんだこりゃ?という感じがしたのだが、ライナーノーツで成田正氏も同様の感想を持ったと書いてある。このライナーノーツによると、2004年に成田氏がメセニーにこのアルバムについて意見を求めたところ、「学生さ。大学のジャズ研究会みたいな感じがするだろう?僕たちが本当にバンド・サウンドに目覚めるのは『オフランプ』(グループとして3作目となる1982年作)からだよ。それまでは助走路だったんだ」との答えで、このアルバムを名盤と思っているファンからすると、そりゃないぜ〜と言いたくなるようなエピソードだ。★★★★★
2023.8.11 下北沢ユニオン 中古紙ジャケ 1,250円

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今田勝/ワン・フォー・デューク

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今田(p)のことは単なるパンチパーマの流行にさといオッサンだと思っていたのだが、和田直の『ブルース、ブルース、ブルース』でのプレイがとても良かったので、今田のリーダーアルバムを買ってみた。これは1975年5月に開催された「5 DAYS IN JAZZ 1975」の4日目に行われた「デューク・エリントンに捧げる夕」のライブ録音。これはスバラシイ!まずは(1)「ソフィスティケイテッド・レディ」がソロピアノで演奏され、追悼の意味を込めてか物哀しい感じなのだが、(2)「イン・ア・センチメンタル・ムード」からはトリオ演奏になり、(3)「サテン・ドール」はスインギーで、客席からの拍手も一段と大きいようだ。(4)「ワン・フォー・デューク」は今田のオリジナルで小意気なメロディーもイカすハッピーなスイング曲。続く(5)「ブルー・レイン」も今田の作によるブルージーなナンバー。最後はミディアムアップテンポの「スティーヴィー」で白熱したインタープレイを聴かせる。福井五十雄(b)と小原哲次郎(ds)はバッキングにソロに文句なしの快演だが、この録音をもってトリオは解散したそうだ。録音もクリアーで臨場感にあふれている。名盤。★★★★★
2023.8.11 新宿ユニオン 未開封中古 1,000円 33%引き

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